保護者からいただいた便りです
LS-CC松葉杖訓練法を体験された子どもの保護者から届いた便りを紹介します。
これからも届く便りを追加して載せていきます。
参考にしたり、どんな訓練法なのか知るのに使って欲しいです。
「点状軟骨異形成症」の症例を治療するのは初めての私。
私が学びながらの指導…。脳性麻痺の子どもとは発達が違う。
ストレッチの成果や効果を診る事ができないのか?
そんな思いの有った子どもですが、努力によってやっぱり変わっていくのです!
この子どもは下記のページに指導経過が記してあります。
モデル 稔君
「この子が歩くようになりますか?」と訓練会に加入された時に言われていたお母さん、あれから何年が経過したのだろうか?
最近の息子の様子を便りで伝えてくださいました。
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訓練会には4歳2ヶ月からお世話になっています。
○ 訓練会参加までの経緯
「点状軟骨異形成症」で生まれ、その影響で首から下(上肢・体幹・下肢)に痙性麻痺があり、その他にも両側難聴があります。
7ヶ月頃より、地元の療育センターでPT訓練を受けていました。
訓練会に参加する前の状況は、腹這いが少しでき、座らせてあげればあぐら座位が可能(バランスがかなり悪い)でした。日中は腹ばいか、座位保持イスに座って過ごしていました。腹這いは速度が非常にゆっくりな上、すぐ疲れてしまいました。
痙性が強く、下肢ははさみ足、上肢は赤ちゃんのようなWの形でいることが多く、全身の筋力が弱かったです。その後、腹這いから殆ど進歩なく経過していて、更に股関節亜脱臼の診断がつきましたが、痛みが出るまで経過観察と言われてしまいました。
新たな受診先と訓練について悩んでたところ、療育園で息子と一緒に腹臥位(うつ伏せ位)でよく遊んでいたお友達が、手術と訓練期間を経て久しぶりに園で会うと、なんと腹臥位から自力座位を上手にやっていたのです。私はとても驚き、どんな手術でどんな訓練なのかを聞いたところ、お母さんから松葉杖訓練法と先生を紹介していただきました。
○ 訓練会に参加させて頂いて
☆ 【兎に角】・・
今まで受けていたストレッチと全然違い、丁寧で細部にいたるまで時間をかけてしっかりとやって下さることに驚きました。
全身が固く、カチカチではさみ足の息子が、ストレッチの後には自他共にかなり動かしやすくなります。
☆ 家でも親が毎日ストレッチや訓練をします。
息子は緊張で反り返りが強く、ある意味それを利用して動くという誤学習をしてしまっていました。それを正しい動きへ修正し、体の柔軟性や可動域を保つ為には、自宅でも毎日訓練を続ける事が不可欠だと身にしみています。
☆ 本人が自分で動くことの喜びと楽しさを知ることができました。
息子は特にクローラーが大好きです。クローラーに乗ると、今までにないスピードで自由に移動する事ができ、今では幼稚園のお友達と追いかけっこやかくれんぼをして楽しむまでになりました。
そして、楽しみながら自然に心肺機能が上がり、曲がっていた肘を伸ばせるようになってきました。
☆ 腹這いやよつ這いの時に両足を一緒に出してしまうことが多かった。
松葉杖歩行訓練、ストレッチをする事で、手足を交互に出すという事を覚えることができました。
☆ スタビライザーでは、今まで殆ど体重をかけてこなかった足に過重をかけたり、体幹を自分で支えたりすることを訓練し、まだまだですが今では園児いすに座っていられるようになりました。
☆ 自力座位が出来るようになった頃から、上肢の動きも良くなってきたように思います。クレヨンに太くする用な自助具をつけていましたが、無くても持てるようになりました。ひらがなも書き始めています。
☆ 松葉杖訓練法は、今までの療育センターでの訓練と比べて、目標が明確で、達成したかどうかも分かりやすいと思います。
訓練会の仲間や息子が実際に進歩しているのを見て、正しい方法なんだと言うことを実感出来ること、行き詰まった時もその都度先生から助言して貰えること、これらが訓練を継続していくのに大きな励みになっています。
また、訓練会に見本となる先輩方や仲間がたくさん居るので、一緒に訓練をしたりお話しをしていく中で、今後の経過をイメージしやすいです。
家での訓練の取り組み方法や修学先など、日々の色々な悩みを相談できるのも、本当に有り難いです。
○ 現在の状況
訓練会に参加させて頂いてから、早いもので今年の1月で二年が経ちました。
※ 昨年夏に、ハムスト・腸腰筋・内転筋の筋解離術施行。その結果として、具体的に変わったのは・・・
☆ 腹臥位から自力座位が出来るようになった。最近はスピードも上がってきている。
☆ 咀嚼力が強くなってきた。ハードグミも食べられます。
☆ クレヨンを自助具無しで持てるようになった。もっと太い物しか掴めなかった。
☆ 字や絵が上達した。
☆ 話し方が少しずつ明瞭になってきている。話す言葉の数も増えている。
☆ よつ這いの距離と速さが少しずつ延びている。
☆ 日中はほとんど座って(正座)遊ぶようになった。
☆ 園児いすに座れるようになった。座位保持椅子は使用しない。
☆ 松葉杖歩行訓練では、バランスを取りながら両手両足を自分で出す事が出来るようになってきています。松葉進度3
支えなくても松葉杖歩行が出来るようになることが、今現在の目標です。
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子供それぞれの病状の違いで、伸びやすい、伸びにくいはあるのだと思いますが、お陰様で、息子はゆっくりながらも進歩しています。
まだまだ課題ばかりですが、これからも訓練会で前向きに頑張って行きたいです。
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※※ この子どもに合った時、ストレッチが全くされていないのではないかと感じました。ストレッチを施すと、その後の少しの時間は身体が柔らかいように感じられるのだが、翌日には前日のストレッチを施す以前の状態に戻っている。
しかし繰り返しストレッチと機能訓練を行う事によって、少しずつですが進歩しています。
この子どもだけではありませんが、幼児期でそれもかなり早い時期から、できていた姿勢や動きができなくなってもそのまま様子を見守り放置されてしまう? 何故に停滞が始まった時に、適切な処置が行われないのだろうか?
どのようなお問い合わせでも・・・
アドレス→training@xpost.plala.or.jpにお願いします。
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制作:LS-CC松葉杖訓練法 湯澤廣美